ULIDジェネレーター

ULIDとは？

ULID（Universally Unique Lexicographically Sortable Identifier） はUUIDの制限を克服するために設計された128ビットの識別子フォーマットです。構成は以下の通りです：

フォーマット例: 01ARZ3NDEKTSV4RRFFQ69G5FAV

Advantages	Considerations
辞書式にソート可能 URLセーフな文字セット特別なエンコーディングは不要 Case-insensitive プライバシーの懸念なし	新しく、あまり広く使われていないライブラリのサポートが限定的 UUIDとの互換性なし 1970年以前には戻れない

Component	Bits	Characters	Description
Timestamp	48ビット	10文字	Base32でエンコードされたUnixタイムスタンプ（ミリ秒）
Randomness	80ビット	16文字	Base32でエンコードされたランダムバイト

Feature	ULID	UUID v1	UUID v4	UUID v7
Size	128ビット	128ビット	128ビット	128ビット
文字列の長さ	26文字	36文字	36文字	36文字
Time-based	✅	✅	❌	✅
自然なソート	✅	❌	❌	✅
URLセーフ	✅	❌	❌	❌
MACアドレスの露出	❌	✅	❌	❌
ランダムコンポーネント	✅	❌	✅	✅
標準的な規格	❌	✅	✅	⚠️ ドラフト

ULIDはUUID v7とどう違う？

両者ともにソート可能なUnixタイムスタンプを使用し、ランダムな要素を持っています。主な違いはエンコーディング（Base32対16進数）、フォーマット（26文字対36文字）、および標準化（UUID v7はドラフトRFC仕様にあります）。

ULIDから作成時間を抽出できる？

はい。最初の10文字はミリ秒精度のUnixタイムスタンプを表し、デコードして標準的な日時に変換できます。

ULIDはUUIDのデータベースフィールドと互換性がある？

いいえ。ULIDは異なるフォーマットを使用しており、ネイティブのUUIDデータベース型ではなく文字列またはバイナリデータとして保存する必要があります。

ULIDの単調性とは何ですか？

一部のULID実装では、同じミリ秒内で作成されたULIDのランダムコンポーネントをインクリメントすることで、連続したソート順を保証する単調オプションを提供しています。

ULIDはどの文字セットを使用していますか？

ULIDはCrockfordのBase32エンコーディング（0-9、A-ZのうちI、L、O、Uを除く）を使用しており、IDを手動で読み取ったり入力したりする際の混乱や転記ミスを最小限に抑えるよう設計されています。

エンコード値	Character	Notes
0-9	0-9	10進数字
10-31	A-Z	読みやすさのためI、L、O、Uを除外

文字: 0123456789ABCDEFGHJKMNPQRSTVWXYZ

このエンコーディングはデコード時に大文字・小文字を区別しません（ただしULIDは通常大文字で生成されます）。